阪神矢野輝弘捕手(40)が10日、日本銀行大阪支店がお金の大切さを学ぶ「金銭教育」指定校に定めた東大阪市立盾津中学校に招かれ、約1050人の生徒、教職員を前に1時間の特別講演を行った。プロになる前は「体育教師」を目指して桜宮高体育科に進学したことや、芽の出なかった中日時代、自宅近くの公園の隅っこでバットを振って1軍を目指したエピソードなどを披露。「受験もそうだけど、何事もあきらめたら終わり。それと急には頑張れないから、毎日コツコツ頑張ることが大事。努力した人ほどチャンスは多く訪れる」と熱弁を振るった。講演後に行った野球部への特別指導も大盛況で、“矢野先生”はもみくちゃで握手攻めにあっていた。