<ソフトバンク4-3オリックス>◇3日◇福岡ヤフードーム

 ソフトバンク田上秀則捕手(29)がパ・リーグでは05年城島(24本)以来の捕手20本塁打に到達した。3点を追う4回2死一、二塁、伊原の真ん中高めのストレートを左中間スタンドへはじき返した。

 「完ぺきですね。いい感触でした。20本打ちたいという気持ちはあったし、うれしいんですけど、試合としてはやっと振り出しなんで、自分のことを喜んでいる余裕はありません」。先発大隣が3回で降板する嫌なムードが漂う中で放った値千金の同点弾。女房役は「守備と次の打席もしっかり集中して臨みたい」と、2番手大場のリードに向けて気を引き締めた。

 [2009年9月3日21時35分]ソーシャルブックマーク