<セ・パ誕生60周年記念試合:プロ選抜1-1大学日本代表>◇22日◇東京ドーム

 早大・斎藤佑樹投手が投じたスライダーを巨人の坂本勇人内野手(20)が左前へはじき返す-。プロ選抜と大学日本代表が史上初めて対戦した。

 4万1025人の大観衆が詰め掛け、日本プロ野球組織(NPB)の加藤良三コミッショナーは「象徴的な意味のある試合だった」とうなずいた。日本球界は1961年にプロ側の選手引き抜きが問題化した「柳川事件」を機にプロ、アマが断絶してきた。

 それが99年のシドニー五輪予選から合同で日本代表を編成するなど、徐々に雪解けが進んできた。日本学生野球協会は現在、プロ、アマの関係を厳格に定めた日本学生野球憲章の改正を推し進めている。プロとの試合を可能にし、人材の交流についても制限を緩和する方向だ。

 来年夏には世界大学選手権が日本で初めて開催される。開幕直前の7月に大学日本代表の強化試合としてプロ選抜が再び対戦する計画も浮上している。同協会の内藤雅之事務局長は「新憲章の下で、ますます交流は盛んになると思う。これはその第一歩」と言葉に力を込めた。

 [2009年11月22日18時54分]ソーシャルブックマーク