阪神甲子園球場の銀傘上に太陽電池が設置され、1日、稼働式が行われた。銀傘一面に太陽電池が敷き詰められ、同電池での年間推定発電量は、約1万9300キロワットに上る。これは、同球団が1年間に同球場で行うナイターでの使用電力量に相当する。ただし、蓄電設備はなく、ナイター時の電力消費に太陽電池を活用することはできないが、デーゲーム時の球場通路の照明などには使えるという。同球場は07年10月から改修工事を進め、2月でほぼ終了。改修工事は「環境への配慮」をテーマに進められ、ツタの再生による壁面緑化や、雨水の再利用などに取り組んできており、今回の太陽電池設置もその一環で行われた。

 [2010年3月1日15時8分]ソーシャルブックマーク