野球の独立リーグ、ジャパン・フューチャーベースボールリーグ(JFBL)に所属する大阪ゴールドビリケーンズは25日、大阪市で記者会見し、野球賭博に関与した8選手を契約解除し、大阪府警の事情聴取を受けたことを明らかにした。

 村上隆行監督(44)は賭けの額や期間、仲介者の有無は把握していないとしながら、日本野球機構(NPB)の試合を対象に賭けていたと説明。8人の名前や年齢は明かさなかった。

 JFBLの代表を兼ねる同リーグ、三重スリーアローズの壁矢慶一郎代表取締役はこの問題を受けて津市で記者会見し、三重の選手については「関与は一切ない」と話した。三重はこの日、四国・九州アイランドリーグとの交流戦を予定通り実施したが、今後のリーグ戦の運営は見通しが立っていない。

 賭博が発覚した経緯は、16日に村上監督に、野球賭博に選手が関与しているうわさがあるとの電話があり、翌日に調査を開始。8人が自ら名乗り出たため、19日に契約を解除。22日に警察に出頭した。

 野球賭博をめぐっては大相撲界で現役力士らの関与が発覚したばかり。

 大阪ゴールドビリケーンズは昨季、関西独立リーグで前後期ともに優勝したものの、リーグを脱退。今季はJFBLに三重とともに2チームで参加している。

 [2010年6月25日20時17分]ソーシャルブックマーク