現役時代に「世界の本塁打王」として活躍したプロ野球ソフトバンクの王貞治球団会長の母、登美(とみ)さんが16日午後7時36分、肺炎のため東京都内の病院で死去した。108歳。富山市出身。葬儀・告別式は故人の強い意思により密葬で行う。

 王会長は17日、球団を通じ「天寿を全うしてくれました。長い人生でさまざまなことがあったと思いますが、力強く生きてくれたことは息子として誇りです」などとコメントした。

 登美さんは、王会長の父、故仕福さんとともに東京都墨田区内で中華料理店「五十番」を営み、巨人での現役時代に通算868本塁打のプロ野球最多記録を樹立した王会長を育てた。

 [2010年8月17日18時49分]ソーシャルブックマーク