プロ野球のオーナー会議が14日、東京都内で開かれ、2013年3月に予定されているワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けて主催者と進めている出場交渉について、加藤良三コミッショナーと楽天の島田亨オーナーを団長とした交渉団を結成することを決めた。

 09年大会では、収益のうち米大リーグ機構と大リーグ選手会に計66%の配分があったのに対し、日本は13%だったことを問題視。オーナー会議議長の島田オーナーは「日本代表、日本の企業スポンサーがWBCに貢献している内容に対し、リターンが十分でないというのが共通認識」とし、収益配分のアップを求めていく考えを示した。

 4期連続で赤字の日本野球機構(NPB)が増収を目的とした事業拡大を進めるため、大リーグの事業内容や収支構造について外部の識者から説明を受けた。