中日の佐藤良平球団代表(55)が、井端弘和内野手(36)のドーピング違反に関する報告書及び、本人の始末書をNPBに提出した。ナゴヤドームで会見を行った同代表は「報告書は義務ではないが、球団内への本人への説明、文書の管理が不十分という指摘を受けましたので再発防止策をまとめました」と説明した。

 報告書では、<1>ドーピング対策の意識向上<2>責任の明確化<3>治療薬の情報共有<4>治療薬使用などの関係文書の適切な保管-の4点を報告書に盛り込み、球団内でも規定として明文化するという。

 井端は1日、慢性的な眼病治療のため使用していた薬物が球団の不手際で申請期限切れになっていたため、ドーピング違反としてけん責処分を受けていた。