ヤクルトは10日、都内で記者会見を開き、青木宣親外野手(29)のポスティングシステム(入札制度)による大リーグ挑戦を容認すると発表した。

 青木は神妙な面持ちで、秘めてきた大リーグへの思いと球団への感謝を口にした。

 -今の気持ちは

 青木

 8年間やってきたヤクルトを離れる寂しさもある。複雑な心境。神宮でやる試合はすごく好きだった。

 -長年の夢がかなう

 青木

 チームも優勝争いをするようになって、僕がいなくてもやっていけると個人的には思っている。まだ、かなったとは思ってない。チャンスがあることをうれしく思う。

 -順調なら2年後にフリーエージェント(FA)で移籍できる

 青木

 できれば20代で行きたいと思っていた。今29歳。スポーツ選手にとって年齢は重要。

 -近年は日本選手が苦しんでいる

 青木

 大学時代に、ああいう雰囲気の中でやってみたいと漠然と感じた。不安はもちろんある。周りの人と比べることは、あまりしていない。自分はメジャーに行きたいから行く。ただそれだけ。

 -7日に社長に申し入れてからの気持ちは

 青木

 全然寝られなかった。初めてかもしれない。はっきり『行かせる』と言われたのは先ほど。覚悟して行かないと。絶対メジャーで生き抜いていくという強い決意を持った。