2020年夏季五輪での実施競技復帰を目指す国際野球連盟(IBAF)と国際ソフトボール連盟(ISF)は15日、両競技を統括する国際連盟の創設に向けて覚書を交わした。両連盟のメンバーで構成される合同委員会を設置し、国際オリンピック委員会(IOC)の承認を受ける手続きを進める。

 ロンドン五輪の実施競技から外れた両競技は、男子を野球、女子をソフトボールとした1競技での五輪競技復帰を目指し、協議を進めていた。

 IBAFのフラッカリ会長は「野球とソフトボールにとって画期的なことであり、五輪復帰への大きなステップだ」とコメントした。AP通信によると、同会長は五輪の野球を8チームによる6日間の大会とし、米大リーグの選手は準決勝と決勝だけに参加する案を示している。