<国際強化試合:日本3-1キューバ>◇18日◇札幌ドーム

 WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)3連覇を目指す新生「浩二ジャパン」が、キューバを下した。日本代表000000021=3キューバ000000010=1<1回>

 日本は、1番長野が変化球で空振り三振。2番大島はファールで粘ったが中飛。2死から3番坂本が投手強襲安打、4番糸井が右前打、5番松田が三失で満塁も、T-岡田は二ゴロで3者残塁。

 キューバは1番カスティーヨは151キロの直球を打ち右飛。2番ベルは直球を左中間に二塁打。3番グリエルは、スライダーを3球続け見逃しの三振。4番A・デスパイネは151キロのストレートで右飛。キューバは早打ちが目立った。<2回>

 7番秋山はアルバレスの好フィールディングで投ゴロ。8番嶋はストレートの四球。9番本多は俊足を飛ばし二安。長野はいい当たりも中飛。大島は左飛。日本は2回を終えて、早くも残塁が5となった。

 5番セペダ、6番アブレウ、7番J・フェルナンデスといずれも追い込んでからのフォークで3者連続三振。<3回>

 坂本は三ゴロ、糸井は左飛。2死から松田がフルカウントから四球で出塁も、けん制タッチアウト。

 3回裏から村中が登板。二飛、中飛、三振と完ぺきな投球。<4回>

 T-岡田が中安も、秋山は二ゴロ。併殺にはならず、1死一塁。嶋は二ゴロで併殺。

 2死一塁から4番セペダが左安で、一、二塁となり、村中から西村に交代。西村は、フォークでアブレウから三振を奪った。<5回>

 本多は一ゴロ。長野に代わり、代打筒香も凡退。大島は見逃しの三振。

 無死一塁から8番ラロサは3球続けてバント失敗で三振。代打マジェタが左安で、一、二塁に。1番にさらにエンリケスを代打起用も、二塁走者がけん制アウトで2死一塁に。2番ベルは遊ゴロで無得点<6回>

 坂本、糸井と中飛。松田は三振。日本は5、6回と連続3者凡退。

 日本は、西村に代わって森福が登板。先頭のベルに右前打を許したが、3番グリエルを右飛、4番A・デスパイネは三振。5番セペダは遊ゴロ。<7回>

 キューバは左腕ゴンザレスに交代。1死から秋山が四球で出塁。さらにキューバは、ヒメネスに投手交代。嶋は送りバントで2死二塁として、代打で角中を起用も遊ゴロで無得点。

 日本は大竹が登板。1死一塁から犠打で、2死二塁とされたが、9番マンドゥレイを三ゴロに打ち取った。ここまでキューバは7安打、日本は4安打。<8回>

 代打堂林がセンターオーバーの三塁打で出塁。キューバは、ヌニュスに投手交代。この好機に大島は、高めのボール球を振らされ三振。さらにガルシアに投手交代。坂本のライトへの犠飛で日本が先制した。投手はイエラに交代。4番糸井は、右翼線に三塁打。投手は、O・デスパイネに交代。2-2からワイルドピッチのバッテリーミスで日本が2点目。糸井の好判断が追加点となった。松田は見逃しの三振。

 日本は涌井が登板。1番エレディアを遊ゴロ、この日2安打の2番ベルを三振。しかし、3番グリエルが左翼席にソロ本塁打。4番A・デスパイネは一ゴでキューバが1点差に追い上げ、最終回に。<9回>

 先頭のT-岡田が右中間への二塁打で出塁。キューバは8人目のヘルナンデスに投手交代。秋山は四球。中村が犠打で送って、1死二、三塁に。9人目のイノホサがマウンドに。途中出場の9番井端は二塁横へ。セカンドが好捕し、バックホームも間に合わずフィルダーズチョイス。日本に3点目が入った。1番堂林は三振、2番大島は左飛。

 日本は山口が登板。1死からアブレルが左中間に二塁打で出塁。7番トリエンテは三振。最後の野手となった代打ガルシアスは三振。日本が7人の継投でキューバに2連勝した。