日本野球機構（ＮＰＢ）の統一球問題を調査する第三者委員会のメンバーが２５日に決まり、パ・リーグ村山良雄理事長（オリックス球団本部長）が都内で発表した。

　弁護士３人のほかに球界ＯＢから巨人などで活躍した桑田真澄氏（４５）が特別アドバイザーとして加わった。委員長は元最高裁判事の那須弘平弁護士（７１）、委員は元京都地方検察庁検事正の佐々木善三弁護士（６０）、元一橋大学大学院国際企業戦略研究科講師の米正剛弁護士（５８）の２人。正式名称は「統一球問題における有識者による第三者調査・検証委員会」となった。

　今週中には第１回の会合を行う予定。なぜ統一球を今季から秘密裏に変更していたのか。その事実関係だけでなく、こうした問題が起きた背景や原因、今後の再発防止などを提言をしてもらう。

　村山理事長は「（７月１０日のオーナー会議で）中間報告ができたら。（その後）キチッと終わったら臨時オーナー会議を開く場合もある」と話した。最終報告は７月末をメドにしたい意向だ。