労働組合・日本プロ野球選手会は19日、札幌市内で臨時大会を開き、公表されずに統一球が飛びやすく変更されていた問題で、日本野球機構(NPB)に対し、新しいコミッショナーの下で組織改革を行うことを求めることをあらためて確認した。

 嶋基宏会長(楽天)は加藤良三コミッショナーに対し「不信任を選手全員で確認した」と説明。「責任者が曖昧な組織が問題。リーダーとして球界を引っ張り、ビジネスを発展させられる人をコミッショナーとする構造改革を強く要望していきたい」と話した。

 また、来季からインプレー中に投手や野手がグラウンドに出てキャッチボールなどの準備運動をすることが禁止されることについて、反対することを確認した。今季のオールスター戦後から試験的に2軍で実施することは容認する。