<西武2-6オリックス>◇30日◇西武ドーム

 オリックス先発の前田祐二投手(27)が好投だ。6回を投げ3安打無失点、自己最多の10奪三振。圧巻の92球だった。初回からエンジン全開だった。キレのある直球に加え、鋭いスライダー、緩いカーブを交えて西武打線を翻弄(ほんろう)。2勝目とはならなかったが、価値ある好投だった。

 「いつも心がけているんですが、とにかく立ち上がりと回の先頭を全力で抑えることを強く意識してマウンドに上がりました。今日はピンチの場面で三振を取りたいところで取ることができましたし、序盤からいいリズムで粘り強く投げることが出来たと思います」と振り返った。