日本野球機構(NPB)は9日、米大リーグ機構(MLB)との間で基本合意している新しいポスティングシステム(入札制度)について、事務レベルの協議が終了したと発表した。

 日本の球団が設定した移籍金(上限2000万ドル=約20億円)に応じる全球団に交渉権が与えられる新制度の骨子がまとまり、文案など細部も固まった。

 NPB井原事務局長は「交渉担当者による事務局間での調整は終わった。あとは機関決定を待つだけ」と話した。米コミッショナーらで構成されるMLBの諮問機関の承認を経て、10日にも正式合意が発表される。