プロ野球の公式戦で使用する統一球が規定の反発係数を超えるボールであることが発覚したことを受け、熊崎勝彦コミッショナー(72)が11日、日本野球機構(NPB)の事務局で会見した。

 ボールを製造するミズノ社に問題があったとみられているが「NPBにも管理する側として責任がある。お騒がせして誠に申し訳ない」と謝罪した。

 すでに再検査の準備を進めており「再検査は生半可なものにはしない。ダメなら再々検査を行うこともあり得る」と、徹底した原因究明を行う方針を示した。ただ、再検査の結果で“違反球”と確認されても代替のボールはないといい「(在庫の)1万数千ダースのボールを使うしかない」と話した。