プロ野球の臨時オーナー会議が25日、東京都内のホテルで開かれ、日本代表「侍ジャパン」の収益拡大を図るために株式会社を設立する方針を全会一致で決めた。12球団と日本野球機構(NPB)が出資し、今秋の設立を目指す。

 記者会見した熊崎勝彦コミッショナーは「収益の拡大を図ると同時に、日本の野球振興に強い波及効果をもたらすということで了承された。NPB始まって以来のことだが、目的を達成したい」と意気込みを語った。今後は設立準備の委員会をつくり、取締役の人数、役員構成、出資割合や収益分配などの詳細を詰める。

 日本代表の事業の進め方としてオールスター戦のように12球団が共催して行う案もあったが、イベントごとに募っていたスポンサーを中長期的に獲得するためには事業会社を設立した方が有利との意見でまとまった。