<オリックス2-1ソフトバンク>◇17日◇京セラドーム大阪

 始球式を、ソフトバンクの前身である南海の元内野手だった藤原満氏(67=野球解説者)が務めた。

 この3連戦は両球団が南海とオリックスの前身である近鉄の復刻ユニホームを着用。「OSAKA

 CLASSIC

 2014」として開催されていることから南海の名選手だった藤原氏のセレモニーが実現した。

 歓声を受けてマウンドに上がると、打席に立ったソフトバンク松田からナックルボールで空振りを奪った。

 「ありがたいよね。もうないチームだから。大阪に帰ってくるとやっぱり南海は名門なんだなという感じがするね」。今回の復刻ユニホームは72~76年モデルで、最後のリーグ優勝を飾った73年も含まれている。「もう40年以上も前か。こないだみたいやけどな」と懐かしんだ。

 藤原氏は南海ひと筋14年間の現役生活を送り、主に三塁手として活躍。重くてグリップが太い「つちのこバット」をトレードマークに、通算1334安打をマークした。