<SMBC日本シリーズ2014:阪神6-2ソフトバンク>◇第1戦◇25日◇甲子園

 ソフトバンクが初戦を落とした。先発のジェイソン・スタンリッジ投手(35)が5回もたずに6失点で降板したのが誤算だった。

 打線も5回まで1安打に抑えられ、6回に李大浩内野手(32)の犠飛と、7回に柳田悠岐外野手(26)の適時打で2点を返すのがやっとだった。

 秋山幸二監督(52)は、スタンリッジについて「5回だな。簡単にバントをさせすぎ。2ストライクだろ?

 追い込んでるんだから」と、メッセンジャーに犠打を許し、大量失点へとつながったことに苦言を呈していた。

 さらに攻撃面では、3回1死二塁の先制のチャンス。スタンリッジの投手正面へのバントで三塁を狙ってアウトになった今宮健太内野手(23)の走塁にふれ、「次が(1番打者の)柳田なんだから。状況判断。無理する必要はない。ちゃんと伝えてるんだし」と、スタートを切らない判断ができなかったことを指摘した。最後は「明日明日。1つ1つ」と2戦目に気持ちを切り替えていた。