フリーエージェント(FA)宣言選手との交渉が解禁された13日、ヤクルトは日本ハムからFA宣言した大引啓次内野手(30)と都内で初交渉を行った。

 交渉には、ヤクルトからは新専務、松井編成部長、愛媛・松山での秋季キャンプを一時離脱して帰京していた真中満監督(43)が出席。それぞれの前には「ヤクルト400」と「タフマンV」が1本ずつ、しっかりと置かれていた。

 交渉後、大引は「すごく緊迫した中でやるのかなと思ったけど、すごい和やかな雰囲気でいいお話をいただいて、すごく明るく話し合いができたと思います。今日の話でどうしても来てほしいという言葉をいただきましたし、球団の熱意が伝わってきた。非常にうれしく思いました」と満面の笑み。

 今後は楽天とオリックスとも交渉する予定で「あと2球団お話をいただいている球団があるので、フラットな状態でお話をうかがって、できるだけ早く返事を返せたらと思っています」と話した。