プロ野球経験者が学生野球の指導者になるためのプロ側の研修会が29日、大阪府吹田市で開かれ、阪神で活躍した赤星憲広氏や元オリックス監督の大石大二郎氏ら125人が受講した。

 プロアマ交流の歴史が説明されたほか、ダイエー(現ソフトバンク)でプレーした山口・早鞆高野球部の大越基監督が現場の現状を伝えた。

 「体罰に対して敏感になっている。指導者の資質が厳しく問われている時代だ」と話し、受講者は熱心に耳を傾けていた。

 赤星氏は「野球界の現状や過去を知ることは大事。有意義な時間だった」と語った。研修会は30日に東京でも行われ、学生野球側が12月に開く研修会と適性審査を経て資格回復が認められる。