元プロ野球ロッテの外野手で、今春から母校の智弁和歌山高の教諭を務める喜多隆志(31)氏が、日本学生野球協会の適性審査を受け、1日付で学生野球の指導者としての資格回復が認定された。

 喜多氏は特別審査により、2009年2月に指導資格を得て朝日大の助教を務めながら野球部を指導してきた。同協会によると、元プロ選手が大学の専任教員として通算2年以上在職し、適性審査により指導者資格を認定された初めてのケースとなる。

 喜多氏は智弁和歌山高で1997年に夏の甲子園大会で優勝。慶大へ進み、02年にドラフト1巡目でロッテに入団し、06年に現役を退いた。