<首都大学野球:日体大2-0筑波大>◇第1週初日◇10日◇平塚

 今春勝ち点5で完全優勝を遂げた日体大が、開幕戦で延長10回の接戦の末、筑波大に先勝した。8回まで毎回の10安打を奪い、たびたび得点圏に走者を進めるも適時打が出ず無得点。0-0のまま突入した延長10回2死満塁で、1番富岡壮馬内野手(3年=鳥栖商)が中前に2点適時打を放った。

 守っては、今春10勝を挙げた辻孟彦投手(4年=京都外大西)が5安打完封。2奪三振ながら直球とスライダーで巧みに打者を打ち取った。辻は「ラストシーズンは連覇がかかるので緊張していた。完封は狙っていました」と話した。

 要所を締めたが競り負けた、07年夏の甲子園優勝投手の筑波大・久保貴大投手(4年=佐賀北)は「ちょっと打たれすぎましたね」と苦笑いだった。