<関西学生野球:京大1-0関学大>◇第7週2日目◇21日◇わかさスタジアム京都
9回裏2死。関学大の代打越井のバットが空を切った。2009年の春から続いていた連敗がついにストップした。
いつもは冷静な比屋根監督の顔もさすがに紅潮している。「やればできる。下級生の力で勝てたのが大きい。これからの京大に価値ある1勝だと思う」。この日出場したメンバーに4年生の名前はなかった。「腰を据えて育てている」と言い続けた選手で勝ち取った1勝に、表情が緩んだ。
ベンチで声を出し続けていた主将の杉原は「(試合に)出られなかったが、このために4年間やってきた。本当にうれしい」と目を潤ませた。
「重しが取れ、壁も破れた。新たな京大が始まる」。監督の目は先を見つめている。




