<東京6大学野球:早大6-3慶大>◇最終週最終日◇28日◇神宮

 中日から1位指名を受けた慶大・福谷浩司投手(4年=横須賀)が最優秀防御率を逃した。規定回数に到達した9回、照明安打(二塁打)の走者を内野ゴロでかえされ2点目を失った。防御率は1・04に上がり、法大・三嶋(0・89)を超えることはできなかった。福谷は「点を取られては抑えの意味がない。初めての5回からでしたが、先発のつもりで投げました。自分の実力です」とタイトルにこだわりは見せなかった。悔やんだのは中日4位指名の早大・杉山との対戦が実現しなかったこと。首位打者のかかる主砲は3回に交代していた。「やり切れない。どうせなら打たれたかった」と訴えるように話した。