プロ野球経験者が高校や大学で指導する資格を回復するためのアマチュア側の第2回研修会が21日、大阪市内で始まり、元阪神監督の藤田平氏や阪急(現オリックス)などで活躍した加藤秀司氏らすでにプロ側の研修会を修了した103人が受講した。

 この日は体罰の禁止や特待生制度といった事例のほか、安全対策などについて約6時間の講義が開かれ、受講者たちは講師の説明に真剣な表情で耳を傾けた。藤田氏は「体罰についてはわれわれの時と全然違う。時代の流れなので考えないといけない」と強調し、加藤氏は「知らなかったことが多いので勉強になった。聴いて良かった」と話した。

 第2回研修会は22日で終わり、今回の参加者は来年1月20日に行われる予定の日本学生野球協会の適性審査を経て、資格回復が認定される。