<東京6大学野球:早大3-0法大>◇第1週第1日◇12日◇神宮

 今秋のドラフト1位候補投手の対決は、4安打で完封した早大の有原航平投手(4年=広陵)が法大の石田健大投手(4年=広島工)をしのいだ。

 「相手が石田で法大も強いので、抑えられてよかった」と同じ広島出身の左腕に投げ勝って満足そうだった。

 序盤は直球に切れがないと感じていたが、5回にきっかけをつかんだ。

 前の打席で安打された石田に粘られて四球を与えたものの「腕がしっかり振れた」と、この日最速の151キロをマーク。これを機に変化球も鋭さを増し、6回以降は内野安打1本で切り抜けた。

 2012年の秋に先発に定着してからチームは優勝がない。「自分の責任だと思う。しっかり結果を出して優勝、日本一を取りたい」と話した。