<第1回フランス野球国際大会・吉田チャレンジ>◇5日◇フランス郊外セナール

 開幕戦が行われ、都市対抗優勝チームで日本代表の西濃運輸が、ベルギーに11-3で快勝した。

 先発した六信(むつのぶ)信吾投手(23)が8回14奪三振の快投をみせ、9回を野田昇吾投手(21)が3人で抑えて逃げ切った。

 林教雄監督は「ミスが少ないのが持ち味なのにバックが足を引っ張ったが、六信がよく投げた。当然、優勝を狙っているので、これで地に足をつけて戦うことができます」と手応え。

 最優秀選手に選ばれた六信も「つり球の高めの真っすぐと変化球が効果的でした」と喜んだ。元フランス代表監督で、国際野球連盟(IBAF)五輪復帰委員・吉田義男氏(日刊スポーツ客員評論家)も「この国際大会での経験を今後に生かしてほしい」と激励した。