11月1日から始まる優勝のかかる早慶戦を前日に控え、日本ハムからドラフト1位指名を受けた早大・有原航平投手(4年=広陵)が31日、ロッテから1位指名を受けた中村奨吾内野手(4年=天理)らと最終調整を行った。

 有原はフリー打撃やブルペン投球など、約2時間汗を流した。岡村猛監督(59)は「春に敗れた慶応に雪辱したいと思ってずっと練習してきました。早慶戦らしい、熱のこもったゲームにできるようプレーしたい」と、最終カードへ向けて意気込みを語った。

 みっちり練習した後は、ひとまず「4年生の練習納め」として各自が好きなポジションにつき、岡村監督のノックを受ける一幕もあった。有原投手が二塁へ、二塁手の中村が一塁へ入り、普段はマネジャーとして選手を支える阿部佳弥主務(4年=新庄北)も練習着に着替え約2年ぶりのマウンドに上がった。早大が、早慶戦へ向けチーム一丸となった。