怪物の“勝負パンツ”が決まった。日本ハム高校生ドラフト1巡目の中田翔内野手(18=大阪桐蔭)が、シーズン開幕に合わせ、すそのゴムがなくゆったりとしたラッパズボン型のユニホームを注文していることが26日、分かった。

 中田は細部にまでこだわっている。ミズノの担当者は「そっちの方が動きやすいという選手も多い。彼もそうなんでしょう。シーズン開幕用に注文しています」と明かした。すその幅が広がっており、スパイクに引っかけることができるようなゴムもついているタイプになる。数年前から愛用する選手が多く、日本ハムでは引退した新庄が有名で、稲葉らもはいている。オリックス清原も同タイプを使用している。

 中田にはキャンプインに合わせて、球団が通常タイプのユニホームを用意していた。しかし、自分ですそにはさみをいれて強引に広げてはいているのが現状。昨年まで在籍したセギノールもすそに切り込みを入れていたが、チーム関係者は「日本人では見ないですよね。ましてや新人ですし」と驚くほどの仰天行動。それだけこだわっている。

 ヘルメットもわざと土をつけて汚しておくなど、周りの目を気にせず自己流を貫いている。道具1つとっても、大物ぶりが表れている。【本間翼】