広島前田健、2回6失点も評価変わらず
<オープン戦:広島5-6西武>◇2日◇広島
広島の前田健太投手(19)が2日、西武とのオープン戦に先発した。初回に「人生初」の2連続本塁打を浴びるなど2回6安打6失点。マエケンにとって今季初の対外試合は大きな試練となった。キャンプから順調に調整を続けてきた若き18番。まだオープン戦は始まったばかり。この試練を乗り越えて開幕ローテーション入りを目指す。
前田健がマウンドに上がると、約1万人の観衆からひときわ大きな声援が上がった。エースナンバー18をつけての本拠地登板は初。先頭打者の片岡を右飛。続くボカチカを空振り三振とこれ以上ない立ち上がりだった。「いける」。誰もがそう思った直後、中島に中前打を浴び、4番ブラゼルには右翼席へ。続く中村にも左翼席へ運ばれた。
「2連続被弾は高校時代もないし、記憶にないです」。2回は先頭打者に安打を許し、2死球を与え、2死満塁からまたブラゼルに適時打を浴びるなど結局2回6失点。「力が入って甘くいった球を打たれた。抑えたいという気持ちが強すぎた。修正できなかった」と肩を落とした。
昨年は高卒新人ながら2軍のローテーションを守り5勝8敗、防御率3・99。ウエスタンリーグ優秀選手賞を受賞した。迎えた2年目の今季、沖縄キャンプから順調すぎるほどのデキだった。日南では紅白戦に2度登板し通算5イニングを無失点。真っすぐの走り、カーブ、スライダーの切れは、小林投手コーチに「先発の5、6番手を争うんじゃないか」と言わしめるほど成長ぶりを見せていた。
そしてこの日の試練。「打たれてイラついたのもあった。冷静になれなかった。この経験をこれからに生かしていかないと。今日はカーブでカウントをとれたのはよかった」。収穫はあった。小林投手コーチは「これで評価が下がるということはない。本人が反省すること」。ブラウン監督も次回のチャンスを与えることを明言した。痛いほど浴びた“1軍の洗礼”を糧に、また成長するはずだ。【網 孝広】
[2008年3月3日9時29分 紙面から]
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