西武が10日、松坂大輔投手がポスティング移籍した「松坂資金」の中から約13億円をかけて改修した西武ドームを報道関係者にお披露目した。注目はスコアボードの巨大画面。従来より約6倍の大きさに一新された「アストロビジョン」は縦が約6・5メートル、横幅がなんと約49メートルある。横長の画面特性を生かした迫力あるプレー映像が流された。グラウンドは天然に近い人工芝に張り替え。芝はホームからセンター方向に生えそろっており、球場関係者は「慣れるまではゴロの打球が速く感じるでしょう」という。内外野フェンスは従来に比べて5倍以上の衝撃吸収力を持つパッドを導入。スタンド内野トイレも一新された。

 続けて、第2期改修工事を今シーズン途中から着工する。フィールドシートやエレベーター、一部内野席を奥側に掘って観戦レストランを新設するなど、総工費は約17億円。大幅な球場リニューアルで、昨季12球団ワーストだった観客動員数アップを狙う。