通算2000本安打にあと1本と迫って本拠地甲子園に戻った阪神金本知憲外野手(40)が8日の中日戦で記録達成を狙う。甲子園で2000本を達成すれば74年の王、85年の若松以来3人目。阪神在籍時では山内一弘、藤田平以来3人目の偉業だ。プロ野球史上4人目となる本塁打で決めれば、着弾点に記念碑をつくる計画も浮上。甲子園に「新名所」ができる可能性が出てきた。
金本が大記録へあと1本に迫って、第1期リニューアル工事を終えた新装甲子園へ戻ってきた。「どの球場でもいいけど、できれば地元でいければいいなという思いはある」。金本はこの日完全オフだったが、虎ファンの願いが通じた最高の舞台が整った。
6日の巨人戦(東京ドーム)では1打席目に中前打で王手をかけたが、後の3打席で凡退した。それでも本拠地で達成できることで、金本のモチベーションは上がった。甲子園での達成、阪神在籍選手では史上3人目の偉業だ。球団側は節目の1本はアニキらしく、1発で決めてほしい意向だ。
8日の中日戦が甲子園のプロ野球公式戦こけら落とし。新たなスタートの日に記録がかかるのも金本の巡り合わせの強さか。南球団社長は「ホームランで決まれば『ここが打球の入ったところ』と分かるものがあってもいい」とプランを明かした。史料館に金本の記念バットやボール、ユニホームを展示する構想もある。メモリアルアーチをかければ、外野スタンドの着弾点に記念碑ができる可能性が出てきた。
2000本を本塁打で決めたのは松原誠(大洋)加藤英司(南海)落合博満(巨人)の3人。中日落合監督の前で1発を放てば、これ以上の演出はない。広島、東京ドームの遠征でカウントダウンを進め、周囲の盛り上がりはクライマックス。昨季日本一のライバル中日との今季初対戦を控え、金本は「すきを見せないようにしないとな」と集中した。いよいよ、その瞬間がやってくる。




