<阪神1-3巨人>◇25日◇甲子園

 巨人坂本勇人内野手(19)が持ち前の勝負強さを発揮した。6回1死一、三塁。阪神安藤の真ん中低めスライダーを左前へ運んだ。3試合連続の適時打は、試合を決める貴重な追加点となった。初の甲子園での伝統の一戦。「すごいですね~、阪神ファンの声援は。甲子園の雰囲気は独特でした」。成長著しい19歳は、大観衆を楽しむ余裕があった。

 悔しさをぶつけた。2打席目に、2死満塁のチャンスで空振り三振。先制点を奪えなかった。「2打席目でチャンスに打てなかったので、何とか1本打ちたかった」と、執念で打った一打だった。タイムリーは2打席目と同じような低めに沈む変化球。見事にリベンジを果たした。

 原監督は「非常によくやっている。勝負強いし、集中力が素晴らしい。ベテランも見習うべきところがあるでしょう」と目を見張る活躍を褒めた。この日、球場には父喜代三さんと地元兵庫の友人が観戦に訪れていた。格好悪い姿は見せられなかった。「友達が何人か来ていたんです。打てて良かったです」と胸を張った。1番打者が板についてきた坂本が、強力打線をけん引する。【久保賢吾】