<イースタン・リーグ:湘南7-4日本ハム>◇29日◇相模原

 日本ハム中田翔内野手(19)が湘南戦の4回、3号本塁打を放った。自身のバースデー弾となった22日の同巨人戦以来5試合ぶりの1発だった。右方向へ初の本塁打も、理想の形と遠い形での結果に終始表情は厳しかった。

 打球を完全に見失った中田の視線は、一塁側内野スタンド上空をさまよっていた。「どこにいったのか全然分からなかった」。打球は感触以上に飛んでいた。右翼ポール際にプロ初の右方向への1発だったが、試合後は「全然ダメです。風です風。ラッキーホームラン」、テンションは上がらなかった。

 残りの3打席は変化球に翻弄(ほんろう)され、2三振を含む凡退。納得できた打席は1つもなかった。痛めた右手親指も「大丈夫です」と言いながら、テーピングでつくったリングが巻かれていた。3本目のアーチにも、笑顔が咲くことはなかった。