<巨人4-5阪神>◇7日◇東京ドーム

 阪神打線に勢いをつけたのは2回の鳥谷、矢野の連弾だった。今季初となる2者連続本塁打で、巨人に傾きかけていた流れを一気に引き戻した。

 まずは鳥谷だ。無死から右前打で出塁した葛城を一塁に置き、木佐貫のフォークに反応した。打球はライトスタンドに飛び込む今季4号。「たまたま出合い頭です。フォークを狙って打てる技術はないけど、来るかなという頭はあった」。5試合連続ヒットとなる3試合ぶりの1発。読み通りの同点弾で、矢野にバトンを渡した。

 39歳のベテラン矢野も鳥谷の同点弾に奮起した。カウント2-2から3球続いたフォークに食らいついた。再び打球はライトスタンドに着弾。G党を黙らせる勝ち越しの今季1号に、笑顔でナインとハイタッチを交わした。

 「負けられんかったからね。でもまさか本塁打が打てるとは思わんかった。東京ドームやからいくかなと思ってたけど、おれのはオマケや。鳥谷が打ってくれたんで、勝ち越せてよかった」。ようやく出た1発よりも、若きニューリーダーをたたえた。

 2者連続のアーチは07年8月8日の巨人戦(東京ドーム)で矢野、関本が放って以来。ベテランと若手がしっかりとかみ合い、3連勝に花を添えた。