<ウエスタン・リーグ:阪神7-8中日>◇9日◇鳴尾浜
昨秋の大学・社会人ドラフト1巡目で阪神に入団した白仁田寛和投手(22=福岡大)が9日、ウエスタン中日戦(鳴尾浜)で実戦デビューを果たした。7回に中継ぎ登板。いきなり最速146キロと威力のある速球を披露し、1イニングを無失点に抑えた。
「初実戦ですよ。ゲーム感覚がまったくなかったのでどうかと思いましたけど、ほんの少しですが、感覚も戻ってきましたね」
在学中の昨年春に右肩を痛めたため、実戦は実に同年6月以来、11カ月ぶりだった。変化球もスライダーなどを駆使したが、実戦勘の鈍りは否めない。制球も乱れた。しかし、1死一、三塁のピンチを迎えてから、粘り抜いた。平田をカーブで見逃し三振に料理すると、堂上直にはフルカウントから速球で勝負。豪快に内角高めへ投げ込み、バットに空を切らせた。
「(146キロは)そんなに出ないと思っていた。自分のなかで、いい感覚がなかった。もう少し腕を振れるかな」と反省も口を突いた。
プロ入り後は、スロー調整を強いられた。「右肩肩峰下滑液胞炎」(けんほうかかつえきほうえん)からの回復を待つため、2軍で下半身強化に専念。ようやくスタートを切った。
平田2軍監督は「やっと試合に投げられた程度。まだまだこれからだよ。中継ぎで何試合か投げて結果を残せば(先発も)考える」と説明する。白仁田は「いつ1軍と決めず、投げる試合で結果を残していきたい。一気にじゃなくて、1歩1歩です」と抱負を口にした。【酒井俊作】




