ソフトバンクが再貯金へ向け先発ローテーションを部分改編する。13日の西武戦(宮崎)から交流戦前ラストの6連戦。首脳陣は急きょ当初予定から大隣とパウエルの登板順を変更し、西武3連戦に和田、ガトームソン、パウエル、日本ハム3連戦には左腕2人をつぎ込んで大隣、杉内、大場とすることを決めた。杉本投手コーチは「パウエルは相手がどこでも苦にしないし、日本ハムの右打者はそれほど脅威ではない」と、2人の登板順を変えた経緯を説明した。
首位と今季最大6・5ゲーム差の3位タイ。王監督は12日、宮崎に向かう直前に羽田空港で「とにかく西武も日本ハムも上位チームだし、これ以上離されるわけにいかん」と、正念場を強調した。ローテ変更は“相性診断”を踏まえ、万全を期したもの。日本ハムの今季チーム打率は対右投手が2割3分6厘に対し、対左は1割9分3厘まで下がる。そのデータを裏付けるのがソフトバンク先発陣で、同カードは右腕が3戦全敗に対し、左腕は3勝1敗と強さを発揮している。
杉本コーチは「何を優先していくかだよ」と話し、4月2日の日本ハム戦でプロ初完封を挙げた大隣を2カード目に移した。おまけに大隣は同30日西武戦で4被弾の上、3死球で乱闘寸前の騒動に発展しており、“回避”の側面も持ち合わせているといえそうだ。6連戦の「キーマン」に挙げられた2年目左腕も「相手がどこだろうが一緒。体調?
野手の人に比べたらいいです」と自覚は十分だった。微調整を施したローテで勝率5割から追撃をかける。【押谷謙爾】




