<広島9-3阪神>◇13日◇富山
マエケンこと前田健太投手(20)が10日夜に1軍合流。登板予定だった11日ヤクルト戦(神宮)は、前日の雨天中止のあおりを受けて流れた。4月17日の阪神戦(甲子園)も雨天中止で流れるなど、今季は雨に泣かされている。だがその表情に曇りはない。次回登板は未定も、1軍初勝利に向けて調整する。
2年目を迎えた将来のエース候補マエケンが、虎視眈々(たんたん)と牙を研ぐ。開幕ローテの長谷川、青木高の不調もあり、10日夜に上京して1軍に合流した。4月17日に登録抹消されて以来の1軍復帰は、10日に突然告げられた。翌11日のヤクルト戦先発が濃厚だったためだ。だが、またしても雨に泣かされた。雨天中止となった前日登板予定の篠田がスライド登板。前田健の2登板目は持ち越されてしまった。
「これで2、3回目ですね。投げたかったです」。登録抹消となった4月17日は阪神戦先発予定も雨天中止。その時も「投げたかったです」と唇をかんだ。先発5回5安打3失点に終わった4月5日横浜戦以来の登板は持ち越しとなった。
雨天中止で登板お流れとあっては、20歳のメンタルが乱れても不思議ではない。だが、緊張の糸は一定に保っている。2軍でしっかりと結果を残した自負が安定剤となっている。特に4月26日の阪神戦ではプロ入り初の完投勝利。志願続投だっただけに「自信になりました」。
ローテ入りも視野に入った。篠田の初勝利後、ブラウン監督は「篠田はローテ入りを任せられるような投球だった。前田健にも次回登板ではそうあってほしい」。先発投手陣不足もあり、結果次第ではローテ入りもありえると示唆した。次回登板は未定だが、「まずは出場を」(前田健)。そしてローテ入りをぐっと引き寄せるプロ初勝利を狙う。【佐藤貴洋】




