ソフトB2戦で7発被弾、重い「1発病」
<ソフトバンク3-10西武>◇15日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクの「1発病」が、この西武戦では重い症状となって表れる。またも本塁打を打たれた。勝ち越し、中押し、最後はとどめを刺される3被弾。この2試合で7本塁打を献上し、2連敗。「残念ながらこの2試合は力負けやな」。試合後、約15分の緊急ミーティングを終えた王監督は、潔く現時点での力の差を認めた。04年8月以来の2戦連続2ケタ失点で、再び借金生活へと足を踏み入れた。
同点で迎えた6回だった。2死から先発のパウエルが6番中村に初球を左越え本塁打された。パウエルは7回にも先頭の細川にカウント1ストライクから138キロの直球を完ぺきにとらえられた。「やっぱり2死を取って中村に初球本塁打とか、そういう意味では丁寧さが足りなかったな」と、王監督はバッテリーの不用意な攻めを指摘した。
今季45試合で投手陣は44被本塁打を記録しているが、西武戦は12試合で実に24発を数える。そのうち初球が9本、2球目が5本、3球目が3本、と早いカウントが約7割を占める。「少し打開策を考えないと、あまりにもやられっぱなし。初球? 入り方とかじゃなく甘いところに投げる投手が悪い」と杉本投手コーチ。前日までに喫した21本塁打の教訓を、投手陣は全く生かせていなかった。
首位西武とは今季最大の7・5ゲーム差。ミーティングで王監督は「絶対にあきらめんぞ」と選手にゲキを飛ばした。「残り99試合。3分の1で7・5離されたのだから。全力を出し切って、これじゃしょうがないが、自分たちの持ち味を出せば追い付ける数字だと。もう1回、明日からスタートしようと選手にも話した」。一見すれば絶望的な数字だが、球史には63年に西鉄が14・5ゲーム差を逆転した例もある。【中村泰三】
[2008年5月16日10時50分 紙面から]
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