<ソフトバンク3-10日本ハム>◇16日◇福岡ヤフードーム

 多田野がボークを連発して指摘されたことに、日本ハム首脳陣がご立腹だった。審判団は「止まっていなかった」と、セットポジションから投球動作へと移る際に完全静止していないと判断。だが梨田昌孝監督は「1、3回目はしょうがないが(2回の)2回目はボークじゃない。あれはとっちゃダメだ」とやや怒り気味だった。日米の野球に精通している吉井投手コーチも「世界のどこでもボークととられない。でも日本のルールなんで直さないと…」と困惑気味。多田野は「次の登板に向けてブルペンでしっかり調整したい」と前向きに話したのが、救いだった。