若手には負けない!

 20日からスタートする交流戦のロッテ戦(千葉マリン)に先発予定の巨人高橋尚成投手(33)が19日、3連勝中の唐川侑己(ゆうき)投手(18)との投げ合いに闘志を燃やした。川崎市のジャイアンツ球場で投手練習に参加。ダッシュ、キャッチボールなど登板に向け、調整を行った。今季はヤクルトとの開幕戦に先発。交流戦でも“開幕投手”を務める左腕が、巻き返しを図るチームの好スタートを演出する。

 穏やかな表情で話す高橋尚の言葉には、力がこもっていた。20日の先発が予想される、ロッテ唐川との投げ合いについて聞かれた時だった。「敵よりまずは自分」と前置きした上で、「やっぱり若い子に負けないようにという気持ちはあるよ」と、率直な思いを口にした。相手は今季3戦3勝と勢いに乗るルーキー。年齢差は15歳とひと回り以上違うが、プロ9年目を迎えた経験と力を見せつける。

 2勝と波に乗りきれない自身はもちろん、借金3の4位と低迷するチームにとっても大事な初戦だ。交流戦を機に反撃を狙っているだけに、幸先の良いスタートを切りたいところだ。ロッテには通算3勝13敗と相性が悪い。特に千葉マリンスタジアムでは1勝7敗、現在6連敗中と苦手にしている。

 それでも対策は万全だ。昨季までロッテに在籍していた藤田から打者の特徴、独特なマリン風の対策など情報を収集。「いろいろ聞きましたよ。参考になりました。こういうデータは重要だからね」と話し、すでに打線のイメージもつかんでいる。「大きいのはないけどつながってどんどん来る感じ。無駄な四球とかに注意したい」と、初対戦となる左腕は気持ちを引き締めた。昨季の交流戦は4勝と無類の強さを見せたが、「昨年は昨年。自分のやるべきことをするだけです」と慢心はない。

 開幕戦に続き、交流戦でも“開幕投手”を務める。3月28日のヤクルト戦では4回8安打5失点で降板し、期待に応えられなかった。「勝てるように頑張ります」と言うように、今回は雪辱を懸けたマウンドになる。ベテラン左腕が“天敵”を抑え込み、浮上のきっかけをつくる。【久保賢吾】