<オリックス4-3阪神>◇20日◇京セラドーム大阪
ついに不敗神話が崩壊してしまった。ここまで新井が打点を挙げた日は無傷の18連勝。この日も阪神に勝利の女神がほほ笑むはずだった。ライトスタンドのファンも神話を信じていた。
5回2死二塁で回ってきた3打席目。新井は4球続いた先発近藤のチェンジアップをセンターに打ち返した。打球は詰まりながらも下山の前方にポトリと落ち、二塁から赤星が生還。中押しとなる追加点を挙げ、40歳を迎えた先発下柳に6勝目をプレゼントするはずだった。
だが3点リードの7回に鉄壁を誇る中継ぎ陣がまさかの4失点だ。1点を返され、なおも2死一、三塁の場面でウィリアムスを投入。だが4番ローズに直球を左前へ運ばれ、リードはわずか1点に。続く浜中にストレートの四球で満塁となった。そして6番一輝に再びストレートを中前へはじき返され、逆転を許した。18日ヤクルト戦の決勝被弾に続く、救援失敗。2連敗は来日6年目で初めての経験だった。
「この2試合は自分にとって、日本で一番悪いピッチングだった。言い訳する気はない。チームに迷惑をかけてしまった。最悪の状況だ」。この日は本来の切れ味を欠いていた。「(左肩は)力が入っているから大丈夫。前の試合はいい投球だったが、今日に関しては調子が良くなかった」とウィリアムスは言った。肩の状態は問題にせず、本人は一時の不調と認識している。
コツコツと18まで積み重ねてきた新井の不敗神話も、43試合目で途絶えてしまった。だが、新井は「今日は何もないです。明日、明日頑張るだけ。近藤?
チェンジアップがよかったですね…」。3点差をひっくり返されての逆転負けに「とにかく明日です。明日、明日」。最後は自分に言い聞かせるように、何度も「明日」を繰り返した。



