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オリ一輝逆転決勝打、プロ初打点&適時打

逆転打を放った一輝はファンの声援にこたえる(撮影・渦原淳)
逆転打を放った一輝はファンの声援にこたえる(撮影・渦原淳)

<オリックス4-3阪神>◇20日◇京セラドーム大阪

 「イッキに初のお立ち台です!!」。インタビュアーのシャレた紹介でお立ち台に上がった一輝は、両拳を天に突き上げた。プロ5年目の初打点&初タイムリーが逆転決勝打。それもウィリアムスを痛打し、新井打点の不敗神話に終止符を打った。「傷口が開くぐらい興奮しました」。13日の1軍昇格前のバント練習で打球が直撃し、2針縫ったこめかみが生々しい。だが野球の神様は連日早出特打で汗を流す練習の虫にスポットライトを用意していた。

 カブレラが寝違えによる欠場で急きょ出番が回ってきた。06年9月27日楽天戦(スカイマーク)以来、601日ぶりの「6番三塁」スタメン。だが気負いはなかったという。思い出していたのは左ひざリハビリのため、2軍で一緒に汗を流した清原の言葉だった。

 「自分の実力以上のものを出そうとするな。投手の足下目がけて打ち返していったらええんや」。03年九州国際大からドラフト4巡目での入団以降ほとんど2軍暮らし。たまに上がった1軍では気負いが裏目に出て2軍Uターンを繰り返していた。「4年間、必要以上に気合を入れすぎて失敗してたんで」。昇格を前に、清原から合宿所で激励された言葉がお守りだった。

 北川、ローズの連続適時打で1点差に詰め寄り、なお2死満塁。その言葉通り、148キロ速球をウィリアムスの足下にはじき返した。そしてこのプロ6本目のヒットでチームは4月10日以来、40日ぶり最下位脱出だ。主砲の代役が一躍主役。年俸800万円男が名前の通り、この夜一番に輝いた。【松井清員】

 [2008年5月21日10時35分 紙面から]


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