本塁打は打たせませ~ん!
広島は28日からパ・リーグ首位西武と2連戦(福山、広島市民)。初戦に勝てば今季初の5連勝だ。先陣を切るのは今季初先発の左腕大島。29日はハーラートップタイ6勝のルイスが控える。西武はチーム本塁打が両リーグダントツの72本。勝負のカギはいかに「0本」に抑えるかだ。
今季初先発となる大島は気合十分だ。5月3日に1軍昇格し、ここまで中継ぎで3試合。2軍で結果を残して上がってきた。先発は昨年5月11日以来382日ぶりだ。「準備はできている」。そう語る表情も充実している。
いかに本塁打を防ぐか。大島は2軍で31回1/3、1軍で6回1/3を投げ、被本塁打0。今季1本も打たれていない。「変化球でストライクがとれる。それが大きい」。厳しい場面を切り抜けてきた。2死二、三塁の場面で中日ウッズをチェンジアップで仕留めたこともある。手応えはつかんでいる。72発打線にも臆(おく)することはない。「今までウッズとかと対戦して、開き直って投げてきた。10割バッターはいない」。100キロ前後のスローカーブに140キロ台の直球。緩急と多彩な変化球で挑む。
あす29日に登板予定のルイスは79回1/3を投げ被本塁打は4。ほぼ20イニングに1本しか打たれていない。この日もキャッチボール、ランニングなどルーティン練習をこなした。「パワーヒッターの多いチームなら走者をためないように注意するよ。低めへしっかり投げていれば大丈夫。抑えるプランはあるよ。内緒だけどね」と貫禄(かんろく)のコメントだ。
心強い援軍がついている。植田幸弘バッテリーコーチ(43)は昨年まで西武のバッテリーコーチを4年間務めた。古巣との対戦を控え警戒心を強める一方、「本塁打をたくさん打っているチームだからね。打たせなければ大量失点はないと思うから。いろんな攻め方があるよ」と自信をのぞかせる。
現在チームは借金2の4位。ここで2つとれば一気に5割に到達する。“鬼門”の交流戦は現在4勝2敗。今日の結果次第では「交流戦首位」に躍り出る可能性もある。阪神は「2試合0本」に抑え西武に連勝した。大島とルイス。「柔と剛」の2人がレオ斬りに臨む。【網孝広】



