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楽天が交流戦首位から陥落痛いバントミス

ベンチで腕を回す野村監督(撮影・下田雄一)
ベンチで腕を回す野村監督(撮影・下田雄一)

<楽天3-5ヤクルト>◇11日◇Kスタ宮城

 延長10回の敗戦で、野村楽天が交流戦首位から転落した。土壇場9回裏、3球のバントミスが勝敗を分けた。先頭打者の四球で無死一塁。打席の沖原は1球目、2球目、ともにバントをファウルしてしまった。結果的にバスターで中前打を放ち、無死一、二塁と好機は広がる。だが、続く鉄平が高めの球をバントし、投手小フライとなってしまう。ベンチのシナリオが崩れた結末は、次打者・藤井の三塁併殺打だった。

 野村監督は「細かいことが全然できない。こういう接戦は小さいことが勝因、敗因になる。敗因の1番は鉄平のバント失敗。こっちには応えたね。大事なところでああいう失敗をすると、人間は感情の動物だから、相手はイケイケになる。チャンスの後にピンチあり、絵に描いた展開だ」。5月10日以来のリーグ2位浮上を逃した結果以上に、プロセスに不満はたまる。

 バントの方向は決めているが、バットの角度、球種に対しての準備が不足していると嘆く。「バントにも選球眼が必要なんだ。高い球はバントするな」。8回無死一塁、渡辺直が延長に導くバントを決める前には、野村監督は次打者サークルで、直接言った。

 ただ、野村監督は「こんなことは少年野球で話すこと」と表情を曇らせた。「考えて野球せぃ。叫んでも届かず…」。交流戦では初の2連敗。好成績とは裏腹なチームのもろさに直面し、切なさを募らせた。【金子航】

 [2008年6月12日8時53分 紙面から]


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