巨人高橋由伸外野手(33)が、14日の楽天戦(Kスタ宮城)で「1番右翼」でスタメン復帰する。疲労性腰痛で5月4日に出場選手登録を抹消されてから6週間。得点力不足にあえぐチームが待ち望んでいた男が戻ってくる。札幌から仙台への移動日となった13日、チームの全体練習に合流。フルメニューをこなし復帰戦に備えた。

 ヨシノブの復帰を、みんな首を長くして待っていた。全体練習の前に組んだ円陣の中であいさつ。温かい拍手で迎えられた。つきあいの長い清水は「グアムで見かけた、って情報があったぞ。ゴルフで70台を出したとか」。照れくさそうに笑って返す高橋由。そんな普段通りの光景が戻った。

 練習はフルメニューをこなした。フリー打撃はフルスイングで45球。腰を気にするしぐさも見せず、美しいスイングで広角に打った。ベースランニングをこなした後は、定位置のライトへ。広いKスタ宮城の感触を確かめながら約20分間ボールを追った。

 高橋由

 状態は良くも悪くもない。普通かな。久しぶりで楽しみもあるけど、不安もある。力以上のものは出せないけれど、頑張るよ。

 ブランクがある以上、強気なことは言えない。それでも穏やかに話す口調が、準備OKを物語っていた。

 原監督は打撃ケージの後ろで位置をひんぱんに変え、高橋由の状態を入念にチェックした。「うわさには聞いていたが、やっぱりいい選手だねぇ。あすはライト?

 はい」と口も滑らかだった。超攻撃的な核弾頭をすえ、5割復帰、そして初の貯金生活をもくろむ構えだ。

 全体練習終了後は監督以下首脳陣、選手、スタッフ全員で仙台市内の焼き肉店で決起集会を開催。偶然にも高橋由の“快気祝い”と重なった。指揮官は「久々の外のデーゲーム。全員で集中力を持って戦う事が大事だ」。ヨシノブをど真ん中にすえ、チーム一丸での必勝を誓った。【宮下敬至】