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王監督2度ガックリ自力交流戦初V消滅

サヨナラ負けした佐藤は肩を落としベンチへ引き揚げる。手前左は松田
サヨナラ負けした佐藤は肩を落としベンチへ引き揚げる。手前左は松田

<巨人3-2ソフトバンク>◇21日◇東京ドーム

 たった3球で、王ホークスが天国から地獄へと突き落とされた。松田の7号ソロで1点を勝ち越した直後の延長12回裏。先頭で左打ちの古城に対し、王監督がマウンドに送り出したのはベテラン右腕の佐藤。しかし巨人打線につかまる。無死二、三塁から木村拓にも左中間を破られ、サヨナラ負け…。3人全員が初球打ちという速攻劇で、つかみかけた白星を逃した。「あそこで左をつぎ込めないところがね。オレの責任。選手は一生懸命やってくれた」と責任を自らかぶった。

 勝利まであと1球だった。9回2死。そこまで5安打無失点の先発杉内に落とし穴が待っていた。代打大道に対し、カウント2-3から投じた144球目。真ん中付近へと入った141キロの直球を完ぺきにとらえられ、左中間席中段まで運ばれた。自身初の4試合連続完投とともに、今季7勝目をも吹き飛ばされた。「(完封勝利は)いけると思ったんだけどね。粘りはしたけど、結果だから」と、悲運の杉内は言葉少なに球場を後にした。

 王監督も「1球だけだからね。杉内は責められないよ。今日は総力戦に負けた」とねぎらった。球数は自己最多にあと2球に迫る、154球を投じた。8回には左ふくらはぎを痛めるアクシデントもあったが、三振も12個と、今季7度目の2ケタ奪三振。責められるはずがなかった。

 チームにとっては自力での交流戦初Vが消滅する痛い黒星だった。優勝するためには、日本ハム-阪神戦の結果次第だが、すべては22日の巨人との交流戦最終戦に勝利することが大前提。「明日(22日)勝って、後半戦にいい形でつなげたい」。王監督の思いは、ナインにも伝わっているはずだ。【石田泰隆】

 [2008年6月22日8時40分 紙面から]


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