<広島6-1巨人>◇27日◇広島
孝行息子がまたやった!
広島の「マエケン」こと前田健太投手(20)が巨人戦(広島)でプロ2勝目を挙げた。直球とカーブのコンビネーションがさえ、巨人の強力打線を7回3安打1失点。プロ初白星を挙げた18日の日本ハム戦に続く快投で連勝を飾った。チームは借金1で3位巨人と0・5差。28日の試合に勝てば、ブラウン監督の続投条件とされている「Aクラスもしくは5割」の3位に浮上する。巨人はセス・グライシンガー投手(32)が不調で、5回5失点KOで6敗目を喫した。
最後の打者ラミレスを横山が中飛に打ちとると、ベンチの前田健はニヤリ笑った。「初めまして、前田健太です」とお立ち台で自己紹介した日から9日目。2度目のお立ち台では「どうも、マエケンです」と照れながら、右翼席のコールに応えた。
リーグ戦再開の初戦を任された。登板を告げられたのは1週間前だった。「大事な初戦を任された。信頼を勝ち取りたい」。1勝して自信もついたが、不安も大きかった。「次の登板で悪かったら、何にもならない」。チームにも自身にも大事なマウンド。「絶対勝つもりだった」と初回から飛ばした。
「正直、投げる前は不安だった」という巨人の強力打線に真っ向勝負した。初回、1死後木村拓に安打を許したが、3番小笠原は4球連続直球で二ゴロ併殺に仕留めた。これでリズムをつかむと2~4回はパーフェクト投球。7回、阿部にソロを浴びたが、1失点にまとめた。
今季から背番号18。昨季限りで引退した通算138勝を挙げた佐々岡真司氏の番号を背負う。当初は恥ずかしがっていたが、「18番と認めてもらえるような投球を続けていかなければ」と胸を張った。28日勝てばチームは昨年5月27日以来の5割で3位浮上。松田オーナーがブラウン監督の続投条件に出している「Aクラスか5割」に到達する。ブラウン監督は「彼ならやってくれると思った」とマエケンの好投に目を細めた。【網孝広】



