日本ハムの新外国人ジェイソン・ボッツ内野手(27=3Aオクラホマ)が、あいさつ代わりの特大アーチをかけ、救世主候補に名乗りを上げた。来日から一夜明けた29日、京セラドーム大阪で行われたオリックス戦の試合前練習に参加。フリー打撃を行い、右翼席最上段への特大弾など3本の柵越えを放ち、自慢のパワーを見せつけた。

 198センチ、113キロの巨漢スイッチ砲が、火を噴いた。右打席で23スイングを終え、そのまま入った左打席での2回り目の10スイング目。打撃投手のボールとはいえ、驚異の放物線を描き、3階層からなる右翼スタンド最上層階へ突き刺した。「時差ボケはあったけれどね」。米球界時代にボクシング映画ロッキーの登場人物でロシア人ボクサーのイワン・ドラゴに似ていることから「ドラゴ」の愛称で呼ばれていた容姿の通りの怪力ぶりだった。

 来日前に米ロイヤルズ監督のヒルマン前監督に「日本でプレーするのは良いことだ」との助言をもらい、新天地に来た。メジャー通算93試合で打率2割3分、5本塁打ながら、27歳と若く伸びしろがあると評価を受け、チャンスが開けた。昨季まで在籍したセギノールをほうふつとさせる打撃スタイル。30日には2軍へ合流して実戦勘を戻し、7月8日ロッテ戦(千葉マリン)をメドに1軍へ再合流する予定。梨田監督も「(左右打席)両方とも使えそう。ターミネーターみたい」と期待していた。